新生児なのに意外と寝てくれない、あるいは新生児の睡眠時間やタイミングがバラバラで、夜泣きで悩まされているママも多いのではないでしょうか。
今回は新生児の睡眠コントロールを始める時期とコツについてご紹介します。
目次
新生児の睡眠リズムはいつから調整する?
生まれて間もない新生児期の赤ちゃんは、昼と夜の区別がまだつかないので昼夜問わず寝たり起きたりを繰り返します。
赤ちゃんの睡眠リズムをコントロールしている親御さんは意外と少なく、新生児が寝るタイミングで寝れるだけ寝かせる方が多いのではないでしょうか。
しかし、そうすると入院中は元気があったママも自宅に戻ってきたら、新生児の夜泣きで睡眠不足に悩まされるという事も珍しくありません。
具体的に新生児の睡眠リズム調整はいつから始めるといった決まりはありませんが、生後1、2ヵ月程して母親の疲労やストレスが増える前に調整し出すのが良いでしょう。
母親の疲れや態度は知らず知らずに新生児のストレスにも結び付くので、母親の健康は新生児の健康にも繋がると言えるでしょう。
同じ時期に子どもを産んだ周りのママがまだ睡眠コントロールを始めていなかったり、新生児期にはまだ早いかな?と思っても、母親が寝不足で辛いと感じたら新生児の睡眠コントロールを始めるタイミングかもしれませんね。
生後1ヵ月までの新生児の1日の睡眠時間は16~18時間ほどだと言われています。新生児の1日に必要な睡眠時間をキープしながら、まずは昼よりも夜の睡眠時間が長くなるように意識してみましょう。
また、午後22時から午前2時の間は成長ホルモンが最も分泌される時間帯です。特にこの大切な時間帯は可能な限り新生児がゆっくり眠れる環境にしていくのがベストです。
赤ちゃんは毎日過ごして行く上で昼夜の区別を徐々に認識していくので、最初は赤ちゃんのペースに合わせつつ朝ママが起きたらすぐにカーテンを開けて起きる時間だと教えてあげたり、昼間は生活音の少し賑やかな環境で過ごさせてあげましょう。
そして夜の時間になったら部屋を暗くしつつ、静かな環境を作る事で寝る時間なんだと言うことを徐々に教えてあげます。
新生児のうちはリズム調整はなかなか難しいかもしれませんが、月齢が上がっていくと自然にリズムも整っていく事も多いので、新生児のうちから練習を始めているとリズムも早く整い易いかと思います。
新生児の睡眠コントロールのコツは?
では、赤ちゃんがぐっすり寝てくれるようになるには、具体的にどのような事をしてみるとよいのでしょうか。
夜寝る前には母乳・ミルクを多めにあげる
今の時間からぐっすり寝て欲しいという時間になったら、昼間の授乳よりも多めにお腹いっぱいになるまでおっぱいをあげましょう。
母乳よりもミルクの方が腹持ちが良いので、寝て欲しい場合には、ミルクを少し多めに飲ませてあげるのも良いでしょう。
母乳だけで頑張っているママも、夜だけはミルクを足してあげると気持ちも楽になりますよ。
おくるみを使う
新生児期の赤ちゃんはママのお腹の中にいた体勢が落ち着くので、おくるみでくるんで寝かせてあげると安心します。
また、小さな音でもビクン!となるモロー反射によって睡眠が妨げられる場合もあるので、おくるみで包む事でモロー反射も出にくくなるのでオススメです。
おくるみがない方は大きめのバスタオルやタオルケットでも代用できます。
音楽を聞かせる
ママのお腹の中にいるように感じる音楽や、赤ちゃんが安心して寝てくれる音楽がたくさん発売されています。
動画サイトなどでもたくさん配信されているので、良さそうな音楽を探してみてくださいね。ただしYouTubeなどを直接聞かせる場合は、間に広告が入ることが多いのでCDを購入する方がいいでしょう。
添い寝をする
赤ちゃんはママの温もりやママの匂いが大好きです。ベビーベッドに赤ちゃんを1人で寝かせるよりも、添い寝をしてみると案外ぐっすり寝てくれたりします。
新生児を寝かし付ける時間帯に母親自身も一緒に眠るようにして、場合によっては母親側の睡眠時間を新生児に合わせてあげるのも良いでしょう。
ただし注意して欲しい点はママがぐっすり寝すぎてしまって、寝相で赤ちゃんの身体を圧迫してしまったり、無意識に自分に掛けた布団が赤ちゃんの顔まで被さっていたりという事がないように気をつけましょう。
まとめ
新生児の睡眠コントロールは何も悪いことではなく、新生児の体調を整えるための大切な方法でもあります。
新生児にとっての1日当たりの必要な睡眠時間は確保しつつ、夜の間はぐっすり眠ってくれるように、始められる事から徐々に試してみてはいかがでしょうか。