夏の花火大会では女性が浴衣を着ることが多いですが、男性で浴衣や甚平を着る方もいますよね。男性で初めて浴衣や甚平を着て外出する方や、初めてではない方も今一度浴衣と甚平の違いについて認識しておきましょう。また、花火大会のデートで女性ウケのする男性の服装は浴衣、甚平、私服どれがオススメなのかも合わせて見てみましょう。
今回の記事では、男性の浴衣や甚平と花火大会デートの服装についてご紹介します。
男性の浴衣と甚平の違いは?
浴衣は性別や年齢に関係なく着ることが出来て、上下が繋がっていて帯を必要とするのが特徴です。
浴衣は平安時代に沐浴(もくよく)で身を清めたり、複数人で入浴する際に肌を隠すために着ていた装いです。これが江戸時代には市民の普段着としても使用されるようになりました。洋服が主流となった現在ではお祭りや花火大会など夏のイベント行事や、旅館やホテルでの寝巻きとして使用されることも一般的です。
甚平は男性や子どもが着る部屋着であり、上下が分かれていて袖や裾が短く、帯を必要としないのが特徴です。
甚平が一般的になったのは大正時代で、はだけにくいことからホームウェアとして使用されていました。甚平に似た服装として作務衣(さむえ)がありますが、こちらはどちらかというと作業着に近いです。甚平はスウェットのような感覚に近いので、浴衣に比べるとラフな格好であると言えます。因みに本来甚平は「男性や子どもが着るもの」なので年頃の女性が着るのは「はしたない」という考えもあります。
花火大会のデートの服装は男性なら何がいい?
花火大会で女性とデートの際に男性が着る服の選択肢は浴衣・甚平・私服がありますが、女性ウケがいいのはどの格好だと思いますか?個人的に一番のおすすめは「女性の服装に合わせる」ことであり、その理由は女性に花を持たせるためです。
例えば女性が私服なのに男性であるあなただけが浴衣だった場合を想像してみましょう。「男性が浴衣なのに女性である私が手抜きしているみたいだ。」と相手の女性に思わせてしまう可能性もあります。ですから、大切なのは女性である相手がどんな服装で花火大会に行く予定なのかを必ず聞きましょう。女性が私服の場合は男性であるあなたも私服で行くのが無難だと言えるでしょう。
もしも、女性が浴衣を着て来る場合に初めてあなたも浴衣か甚平の選択肢を考えるという形を取るのが良いでしょう。浴衣か甚平のどちらを選ぶかですが、浴衣の方が大人っぽさを演出でき、甚平はどちらかというと若者っぽさがあります。甚平よりも浴衣を着ている男性の方が女性にとっては好印象であることも多いので、個人的には浴衣を着て身なりをキチンと整える方がオススメですね。
浴衣を着て女性と一緒に出掛ける機会は滅多にありませんし、男女がお互い同じ服装をすることで相手との時間の共有を感じやすくなるので、女性の浴衣に合わせて男性も浴衣をチョイスするのは相手と親睦を深める意味でも効果的ですね。
もちろん男性が私服で行くのも問題ありません。ゆっくり浴衣を購入する時間が無くて焦って浴衣を選んでしまうと、失敗するパターンもあります。そんな時は落ち着いた大人っぽい私服で行く方が女性ウケはするでしょう。夏場なので白い半袖のカッターシャツなんかは爽やかに見えるので好印象です。
浴衣を選ぶ場合はサイズ感に注意して、特に裾が短すぎたり長すぎたりしないようにしましょう。くるぶし辺りの長さがいいですね。履物はサンダルではなく雪駄を履いて和の統一感を出し、荷物も鞄ではなく巾着を使用するのがいいでしょう。汗をかきやすい季節なので、ハンカチや扇子なども合わせて持って行きましょう。
女性はあなたの小さい心遣いを意外と見ていますので、女性ウケを考える場合は心得ておきたいですね。
まとめ
浴衣と甚平は相手に与える印象がガラッと変わります。キチンとした大人らしい格好をアピールしたいなら相手に合わせて浴衣を着てみるのがオススメですね。もちろん着心地や若さをアピールしたいなら甚平という選択肢もありだと思います。
女性から好印象を持たれたいのであれば相手に合わせる気遣いも大切です。女性が浴衣を着てくるならば、この機会にあなたも浴衣を着るという選択をしてみるのも良いのではないでしょうか。