花火大会などのお祭りでは男性が甚平をよく着ていますが、近年では女性が着ている光景を時々目にします。ユニクロやAmazonなどの通販サイトなどでも女性の甚平は販売されていて、気軽に購入することもできますね。しかし、あなたが女性であり甚平を着てお祭りに行こうと考えている場合、女性が甚平を着る意味について一度考えてみましょう。
今回の記事では、女性が着る甚平の印象についてご紹介します。
甚平を着て女性が外出するのはだめ?
少し意外に思われるかもしれませんが、甚平で女性が外出するのは基本的に避けた方が無難です。甚平は元々、男性や子どもが着るホームウェアなので「大人の女性」が着るものではありませんでした。つまり、女性が甚平で外出するのはスウェットで出掛けるのと同じような意味合いがあると言えます。
見ての通り甚平は和装ですが、上着の袖やズボンの裾が短いのが特徴です。しかし、女性の和装は本来情緒的なものであり、肌の露出が少ないのが特徴で浴衣もその一種ですね。現在の日本では浴衣は帯が苦しかったりはだけやすいことから、手軽に着れるようにという目的で女性の甚平が誕生しました。
確かに女性の甚平は可愛らしいデザインがたくさんありますが、世間一般の考えでは甚平は男性や子どもが着るものだという印象が未だにあります。特に年配の方から見ると女性が甚平を着て外出するのは「はしたない」という考えがあったり、女性が甚平を着る年齢の目安は10歳頃までだという考えが一般的です。僕個人としても女性の甚平は小学生や中学生くらいまでが着ているものだという印象が正直あります。
もちろん女性が甚平を着て外出するかどうかは個人の自由ではありますが、あなたが人目を気にするタイプであるならば、お祭りなどの外出時には甚平ではなく浴衣を着て行った方がいいかもしれませんね。
もしも、お祭りで浴衣を着れない理由があるならば、甚平ではなく夏らしいワンピースなどの方が断然印象は良くなるでしょう。
甚平を女性が20代で着るのは?
20代になって女性が甚平を着るのももちろん自由だとは思いますが、男性目線からしても個人的には無しだと思います。僕がアラサーだというのもあるかもしれませんが、女性が20代で甚平を着ているのは「子どもっぽい・ギャルっぽい・ヤンキーっぽい」といった印象しかありません(笑)
仮に自分の彼女が甚平を着ていたらちょっとガッカリするかもしれませんね。女性には甚平よりも浴衣を着て欲しいと思う男性は多いですし僕自身もそう思います。
20代の女性が甚平を着る場合は彼氏や友人、家族などの周りの方がどう思うかを一度確認してから購入した方が失敗しないでしょう。
甚平を女性が部屋着として着るのは?
甚平を女性が「部屋着」として着るのはやはり個人的には微妙ではありますが「寝巻き」としてはありだと思います。
その理由は僕自身も夏場は寝巻きとして甚平を着ていますが、木綿や麻の生地なので風通しが良く汗でべた付かないからです。寝汗で服が肌に張り付くといったことがなく、気持ちの良い朝を迎えることができるので夏の寝巻きとしては最適だと言えます。
ただ、日中家で甚平を着ていて宅急便などが来て人前に出る時は、男性である僕自身も少しためらってしまいます。これは最初の項目で触れたように甚平=スウェットのような位置付けだという認識があるからです。
花火大会やお祭りなんかでは多くの方が甚平を着ているので、男性であってもそういった時のみ人目に触れても問題ない服装が甚平なのかなと個人的に思います。
まとめ
甚平を女性が着るのはもちろん個人の自由ではありますが、本来は男性と子どもが着るものであるという認識はしておいた方がいいかもしれませんね。
確かに世間で大人の女性向けの甚平が販売されている以上、女性が甚平を着る風潮があるのも事実です。ただ、その事実は万人に受け入れられるものだとは限らないので、その点は忘れないようにしたいですね。
個人的には女性が甚平を着るならば、寝巻きとして使用する程度に留めておいた方がいいかと思います。